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開催期間

2017年10月21日(土)・23日(月)~27日(金)

会場

ヤマハホールヤマハ銀座スタジオ
(ヤマハ銀座ビル 東京都中央区銀座7-9-14)

1917年、ニック・ラロッカ率いる5人組「オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド」によるSPレコードが初めて発表されてから、ジャズは今年で100年を迎えました。ディキシーからはじまったジャズは、その後スイングの時代を経て、モダンジャズ、そしてフュージョン等へ進化し、今日まで愛され続けています。
今回はその中から、ジャズが一番輝いていた1940~1960年代を中心に、さまざまな企画でジャズの魅力をお届けします。
“ジャズの黄金時代” に触れる一週間。是非、お楽しみください。

■チケット一般販売

出演アーティスト

10月21日(土) オープニング・コンサート

日 時 10月21日(土) 開場14:30 開演15:00 終演予定18:45
会 場 ヤマハホール
入場料 5,400円(全席指定) (Pコード 343-619)
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<Part1> ジャズライブ 「早稲田大学High Society Orchestra」

「ハイソ」の名で親しまれ、1955年の創部以来、数々のプロミュージシャンを輩出し、学生ビッグバンド界の雄として活躍する、早稲田大学「High Society Orchestra」がオープニングを飾ります。

彼らの祖父母世代がリアルに聴いてきた エリントン、ベイシーなど“ジャズの黄金時代”の名曲を、若い彼らが“今”のサウンドで響かせます。

8月12日、13日に開催された「第48回山野ビッグバンドジャズコンテスト」で、見事、第2位「優秀賞」を受賞した彼らのビッグバンドの醍醐味をご堪能いただきます。

<Part2> トークセッション 「アート・ブレイキー“幻の初来日音源”発見!」

A Day With Art Blakey 1961 / Art Blakey & The Jazz Messengers

1961年1月1日に初来日した、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ。この熱狂的初来日公演の模様を収録した来日記念盤は現在でも購入が可能だが、この音源は初日のサンケイホールでのコンサートをTBSが放送用に録音したもので、81年に20年の時を経て発表されました。

そして、この日本中に衝撃を与えた初来日公演を記録したのが“ドキュメンタリー映画 『黒いさくれつ』” 。幻となったこの映画に使用されたライブ音源が56年振りに発見。ジャズ関係者の間でも伝説と言われていたこのライブ音源を本邦初公開します。

また、この音源を発掘したNPO法人古き良き文化を継承する会代表の根本隆一郎氏、来日当時にカメラマンとしてツアーに同行したジャズ喫茶DUGのオーナーでもある中平穂積氏に、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズの魅力、そして “ジャズの黄金時代” について語っていただきます。

<Part3> ジャズライブ 「野口久和カルテット」

ビッグバンドのアレンジャーとして定評あるピアニスト、編曲・作曲家の野口久和が、トランペッターに宮本裕史を向え、“ジャズの黄金時代” の名曲を披露します。

出演 :野口久和(Pf)、矢野伸行(Ba)、山口新語(Dr)宮本裕史(Tp)

野口 久和
「野口久和ザ・オーケストラ」や「野口久和ザ・ビッグバンド」の作編曲、ライブをはじめ、 コーラスグループ「BREEZE」のピアニスト兼アレンジャー、多くのミュージシャンとの共演等、精力的な活動を続けています。ビッグバンドアレンジに於いての評価は海外でも高く、2013年には世界的なタップダンサーでありブロードウェイミュージカルのスターであるヒントン・バトルとジャズ界最高峰ビッグバンドであるカウント・ベイシー・オーケストラのレコーディングにアレンジャーとして参加。大好評を得る。
また、2015年には自己のポップスユニット「マイ・ジェネレーション」でCDデビュー。さらに活躍の場を広げています。

<Part4> ジャズライブ 「五十嵐明要スペシャルバンド」

左から、五十嵐明要(A.S)/ 原田忠幸(B.S)/ 原田イサム(Dr)

傘寿を超えた日本ジャズ界の偉才たちが奏でる往年のサウンド!

五十嵐明要は1932年生まれ。日本ジャズ界の偉才。ONE&ONLYと称され、日本のジャズ・ヒストリーに名を残す偉大なるアルト・サックス奏者。ビッグバンド全盛期に「シャープス&フラッツ」 「ブルーコーツ」などの名門バンドを支えた。

今回のステージでは、ジャズ・ドラマーの鬼才、ジミー原田の次男であり、同じく80歳を超えるバリトン・サックス奏者の原田忠幸との円熟味あるステージをお届けします。 また、原田忠幸氏の実兄であるドラマーの原田イサムがゲスト出演します。

ゲスト 原田イサム(Dr)

10月21日(土) 「高木里代子」スペシャル・ライブ

日 時 10月21日(土)  開場12:30 開演13:00 終演予定14:45
会 場 ヤマハ銀座スタジオ
出 演 高木里代子(Pf、Key)
入場料 3,000円(全席自由) (Pコード 343-598)
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あの「高木里代子」が銀座に登場!

2016年2月にエイベックスより、「THE DEBUT!」でメジャーデビューし、今、最も注目されているといっていいジャズ・ピアニスト「高木里代子」。

2015年の東京ジャズでは、同フェスティバル初となるビキニ姿で演奏するなど話題を振り撒いたが、ピアノの腕前は超一流。

今年の夏も各地区のジャズ祭に引っ張りだこの彼女だか、今回は、“ジャズの黄金時代” の名曲を、ピアノ一台でのソロ演奏から、打ち込み、キーボードを使用した演奏まで、多彩にパフォーマンスを繰り広げます。

“ジャズの黄金時代” × 高木里代子 のコラボに注目です!

高木里代子
4歳でピアノをはじめ、6歳からヤマハ音楽教室で学ぶ。慶応大学在学中から、ライブハウスやクラブで演奏し、リー・リトナー主催のコンペティション「Six String Theory」にて、ピアノ部門の世界4位に入賞した実力派。
2015年の東京ジャズでは、同フェスティバル初となるビキニ姿で演奏し話題となるが、本人曰く、セクシーな衣装を着るのはジャズを世間に広める目的もある、とのこと。

10月23日(月)・24日(火) ジャズトーク「伝説のジャズ喫茶」

コーヒー1杯でジャズを楽しめ、日本独自の文化として発展したジャズ喫茶。
ジャズ喫茶には、それぞれに店独自の「音」があり、「空気」があります。それは本家本元に適うはずはありません。
今回は、日本を代表する2店のオーナーがヤマハ銀座スタジオで特別に開店します。オーナーが選曲する至福のサウンドを、“ジャズの黄金時代” にまつわるエピソード、熱き時代の証言と共にお楽しみいただきます。

<Part1> DUG (新宿ダグ)

日 時 10月23日(月) オープン 16:00 ~ 21:00
会 場 ヤマハ銀座スタジオ
出 演 中平穂積(DOG店主)
入場料 2,000円(全席自由) (Pコード 343-604)
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中平穂積(DUG店主)

ジャズ喫茶文化を黎明期より支えてきた歴史ある名店

1961年に新宿・現ALTAの裏にジャズ喫茶「DIG」を、1967年に紀伊国屋裏にジャズ・バー「DUG」をオープン。オーナーの中平穂積氏は、アート・ブレイキー、セロニアス・モンクなど錚々たるジャズの巨人たちの写真を撮り続けてきたカメラマンでもあり、ジャズ喫茶文化をその黎明期より支えてきた一人である。

新しいジャズと海外の最新情報に触れることができた両店は多くのお客様に支持され、行列ができる伝説の店となった。植草甚一、村上春樹などの文化人も多く訪れた。現在は1977年にオープンした「new DUG」を「DUG」として営業し、現在にいたる。「新宿DIG DUG物語」で、その歴史を知ることができる。

<Part2> BASIE (一関ベイシー)

日 時 10月24日(火) オープン 16:00 ~ 21:00
会 場 ヤマハ銀座スタジオ
出 演 菅原正二(BASIE店主)
入場料 2,000円(全席自由) (Pコード 343-606)
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菅原正二(BASIE店主)

内外のジャズミュージシャンや著名人が数多く訪れるジャズの「聖地」

日本一<音>の良いジャズ喫茶としてジャズファンはもちろん、あのカウント・ベイシーもJBLの社長も訪れた名店。

店主の菅原正二氏は、早稲田大学「High Society Orchestra」でドラマーとして活躍し、1970年、地元一関にジャズ喫茶「ベイシー」を開店した。師と仰ぐカウント・ベイシーから”スウィフティー”の愛称をもらうなど、内外に交友範囲が広い。 現在は、ジャズ喫茶経営と同時に、独自のジャズ、オーディオ論を書籍、新聞、雑誌などへ執筆。地元を中心としたコンサート・プロデューサーとしても活躍している。

「ぼくとジムランの酒とバラの日々」「聴く鏡」「聴く鏡Ⅱ」などで、その歴史を知ることができる。

10月25日(水) ジャズトーク「ジャズ100年のヒット曲を楽しむ」

日 時 10月25日(水) 開場18:30 開演19:00 終演予定21:00
会 場 ヤマハ銀座スタジオ
出 演 高木信哉(ジャズ評論家)
入場料 2,000円(全席自由) (Pコード 343-609)
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“ジャズ”という名で呼ばれる音楽が録音されて、今年で100年目を迎えました。

その間に生まれた広く世に知られ親しまれた名曲を異なる楽器奏者や歌手で聴き比べして、 100年の名曲録音の歴史を辿ります。

国内外の音楽家と親交が深い音楽評論家の高木信哉氏が、ジャズの魅力を分かりやすく解説します。もちろん、1917年に発表された「Original Dixieland Jass Band」による世界で初のジャズ音源もお聴きいただきます。

高木信哉
東京・浅草生まれ。音楽評論家・映画評論家。「JAZZ JAPAN」誌、「ジャズ批評」誌など、ジャズを中心に多数執筆。「東京JAZZ」フェスティバルのプログラムの初代編集長。ハービー・ハンコック研究の第一人者として広く知られる。 著作に「東京JAZZ」、「ドクターJAZZ」他。NHK文化センターで講師を務める「東京ジャズ講座」は、今年11年目を迎える人気プログラムで、都内を中心に7箇所で開催中。

10月26日(木)・27日(金) ジャズライブ「野口久和トリオ」

「ジャズの黄金時代」を締めくくるプログラム。サックス奏者「竹野昌邦」「多田誠司」をゲストに向え、 “ジャズの黄金時代” の名曲の数々をお届けします。

<Part1> ゲスト 竹野昌邦(T.Sax)

日 時 10月26日(木) 開場 18:30 開演 19:00 終演予定 21:00
会 場 ヤマハ銀座スタジオ
出 演 野口久和(Pf)嶌田憲二(Ba)高橋 徹(Dr)竹野昌邦(T.Sax)
入場料 3,000円(全席自由) (Pコード 343-610)
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竹野昌邦(T.Sax)

現在、SOLID BRASS、GO THERE!、山下洋輔BIGBAND、オルケスタデルソルなどのメンバー。

<Part2> ゲスト 多田誠司(A.Sax)

日 時 10月27日(金) 開場 18:30 開演 19:00 終演予定 21:00
会 場 ヤマハ銀座スタジオ
出 演 野口久和(Pf)、矢野伸行(Ba)、高橋 徹(Dr)多田誠司(A.Sax)
入場料 3,000円(全席自由) (Pコード 343-615)
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多田誠司(ASax)

現在、the MOST、Z's、日野晧正QUINTET、東京Leader's Big Band等を中心に活動中。

10月23日(月)〜27日(金) 「野口久光/ジャズの黄金時代展」

日 時 10月23日(月)〜 27(金)オープン 11:00 〜 15:00
会 場 ヤマハ銀座スタジオ
入場料 500円(全席自由) (Pコード 782-887)
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戦後の日本を代表するグラフィックデザイナーであり、ジャズ評論家であった野口久光が手掛けた名盤ジャケットや “ジャズの黄金時代” に撮影した秀逸なジャズフォトグラフなど約40点を展示。
また、お宝映像などの上映も予定しています。

野口久光(のぐちひさみつ 1909年8月9日 - 1994年6月13日)

日本の映画、ジャズ、ミュージカル評論家。画家、グラフィックデザイナー。戦後、東和映画宣伝部で「禁じられた遊び」「大人は判ってくれない」など数々の名作のポスターデザインを自ら手掛けるとともに、ジャズやミュージカル評論の第一人者として活躍した。生涯に1000点を超える映画ポスターやレコードジャケットを描いたと言われる。

永年の文化活動により、1978年に紫綬褒章を、1983年には勲四等・旭日小綬章を受ける。また、日米ジャズ、ミュージカルの橋渡し役の貢献からニューオリンズ名誉市民、ルイジアナ州クローリー名誉市民にも選出された。

現在著者の展覧会が全国で展開されその足跡と作品が若者の間でも静かなブームとなっている。

お問い合わせ

株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
企画・広報室 (担当:福原、揚石、飯塚)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-34-17
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